「何をやっても太ったボディから脱出できない!」
そんな万年ダイエッターの間で話題の肥満遺伝子検査についてわかりやすく解説します。
遺伝子検査といえば「親子鑑定?犯罪捜査?」みたいな雰囲気ですが
実は効果的にダイエットするための決め手にもなるんです!
この記事を読めば、ダイエットジプシーを返上するキッカケになるかもしれませんよ♪
目次
遺伝子検査についてカンタン解説!
遺伝子検査と聞いただけで内容がすぐ思い浮かぶ人ってあまりいませんよね。
なんだか理系で難しそうな遺伝子検査について、わかりやすく解説します。
遺伝子検査でわかること
親から子供に受け継がれる身体的な特徴を書いた超ミニサイズの設計図のようなもの。
ヒトの遺伝子は26,000種類ほどあると言われていますが、ぶっちゃけそんな数を想像するのはイヤ(笑)
そんな膨大な量の遺伝子の情報を解析するのが遺伝子検査で、生まれ持った病気のリスクや体質がわかるんです。
肥満も遺伝的要素があることが近年研究で明らかになってきたことから、肥満遺伝子検査が行われるようになったようです。
遺伝子検査の方法は?
遺伝子検査の方法ですが、知らなそうで結構身近です。
科学捜査系のドラマで「口開けなさい!」と悪いヤツの口に綿棒を突っ込むシーンを見たことありますよね、アレです。
自分の口の中の粘膜を専用の綿棒でこすったら、あとは容器に入れて郵送するだけ。
引用:DHC
カンタンすぎて拍子抜けしそうですよね…
遺伝子検査はいくらくらいかかる?
遺伝子検査は、ヒトの身体的な情報を分析するんだから高額なのでは?と心配になりますが、意外とお手頃価格です♪
インターネットで購入できる肥満遺伝子検査キットの相場は3,000円〜8,000円くらい。
5,000円くらいのものを選べば、ダイエットに必要な情報を網羅した検査が受けられるでしょう。
ちなみに病気リスクや健康対策のアドバイスなど、ほしい目的によって価格は変動します。
遺伝子検査のやり方もわかったところで、ここからは万年ダイエッター必見の『肥満遺伝子』について詳しく解説します☆
肥満遺伝子ってそもそも何?
日本人の35%近くが持っている『肥満遺伝子』って、そもそもなんなの?という素朴なギモンを解消しましょう。
■肥満遺伝子■
エネルギー代謝に関連する遺伝子。太りやすさや肥満のタイプを左右する。
肥満遺伝子は、エネルギー代謝に関連する遺伝子です。現在までに50を超える関連遺伝子が発見され、遺伝子変異と肥満との関係が明らかにされています。引用:e-ヘルスネット
太りやすさや肥満のタイプを左右するとはいっても、実際に肥満させる遺伝子ではありません。
カンタンにいうと
肥満遺伝子を持ってる人は脂肪を燃焼&消費するパワーが弱くて、太りやすく痩せにくい
ということなんです。
たとえば友達と2人で同じダイエットを同時にスタートしても、結果はそれぞれ違います。
当然といえば当然かもしれないけど、「同じことをやってるのになんで結果が違うの?」というギモンを持ったことありますよね。
そのダイエットの結果に違いが出る原因こそが肥満遺伝子なんです!
肥満遺伝子検査のメリットはコレだ!
女子会で「なんで私だけ痩せないの」と悔しさをつのらせていたあなたのために、肥満遺伝子検査のメリットを紹介します!
・生活習慣病など、肥満が原因で起こる病気リスクがわかる
・太ってしまった原因がわかる
病気リスクはとりあえず置いておいて、「太ってしまった原因なら自分で考えればわかるじゃん」と思います?
それならダイエットも成功しているはずで、検査しようなんてまず考えもしませんよね。
肥満遺伝子を検査する最大のメリットは
何をしたら痩せられるのかがわかる!!
ということなんです。
ダイエットとリバウンドを繰り返している人にとって、最も効率的なダイエット方法を見つけることができるって、まさに「地獄に仏」です。
一目でわかる!肥満遺伝子4タイプの特徴をチャートでCHECK
ここからは肥満遺伝子タイプについて解説します。
肥満遺伝子タイプは『リンゴ型』『洋ナシ型』『バナナ型』『アダム・イヴ型』の4つに分類されます。(検査機関によってその他のタイプを提示してくれることもあります)
引用:GeneLife
⬆️⬆️遺伝子タイプを詳しく説明するとかなり医学的になってくるのですが、一般的な検査キットではコチラの画像⬆️⬆️
わかりやすいのは確かですが、見ただけではなんのことだかサッパリわかりません!(笑)
とりあえず自分がどのタイプなのか知りたい人のために、カンタンにチェックできる特徴をチャートにしてみました。
自分の体格や体質などと比較してみると意外と当たる!検査まで待ってられないという人は参考にしてみてくださいね☆
次はいよいよ肥満遺伝子タイプごとの詳しい解説です!
肥満遺伝子タイプ別の解説と摂るべき栄養素&痩せるエクササイズを伝授!
肥満遺伝子4タイプの体質や太り方を詳しく解説します。
タイプごとに
ダイエットに効果的な食べ物
実はやってもあまり効果がない運動も合わせて紹介します!
■ リンゴ型:『内臓脂肪型』
リンゴ型は正式には『内臓脂肪型』と呼ばれ、日本人の約35%がこの肥満遺伝子タイプです。
■ 糖質で太りやすい
■ お腹周りに脂肪がつきやすい
健康診断で「メタボ体型ですねー」と言われる内臓脂肪型肥満がリンゴ型。
ぱっと見太ってなさそうに見えてもお腹だけがドーンと出ている、『脱いだらすごいんだよ』って人が多いです。
糖分の代謝が通常よりも低いので、甘いものや白いご飯などを食べ過ぎるとお腹周りに脂肪がつきやすい!
標準よりも基礎代謝量が200kcal程度少ない体質なので、脂肪が溜まりやすくリバウンドしやすい点が注意するべきポイントです。
■ 洋ナシ型:『皮下脂肪型』
洋ナシ型は『皮下脂肪型』と呼ばれ、日本人の約25%がこの肥満遺伝子タイプです。
■ 脂質で太りやすい
■ 下半身に脂肪がつきやすい
二の腕は華奢なのに下半身がぷよぷよに太ってくる皮下脂肪型肥満が洋ナシ型です。
実は中年女性に多いタイプで、際限なくブクブク太るっていうワケでありません。(だからって食べ過ぎれば太りますけどね)
脂肪が柔らかいから少々きつめのパンツでもどうにか履けてしまうため、太ったという自覚があんまりない人が多いようです。
平熱と基礎代謝が標準よりも若干低い程度ですが、ボトムスのサイズが変わるほど脂肪がついてしまうと痩せにくいタイプですね。
■ バナナ型:『逆肥満型』
バナナ型は一見肥満とは無縁に見える『逆肥満型』、日本人の約15%がこの肥満遺伝子タイプです。
■ 脂肪も筋肉もつきにくい体質
■ 一旦太ると痩せにくくなる
こってりジャンクフードよりヘルシー嗜好、食事抜きでもへっちゃら!という人は隠れ肥満にもなりやすいバナナ型。
子供の頃から『痩せの大食い』でお腹より胃がパンパン出っ張っちゃう人ですね。
エネルギー代謝が早い体質でもともと手足もひょろっとしてたのに、一度ぽっちゃりしはじめると痩せにくいのが特徴です。
標準よりも基礎代謝量が180kcalほど高いというメリットがあるにもかかわらず、筋肉量が少ないまま太ると極端に痩せにくくなってしまう厄介なタイプです。
■ アダム・イヴ型:『リスク遺伝子なし』
アダム・イヴ型は『リスク遺伝子なし』、医学的な要素ではなく生活習慣が肥満の原因です。
ざっくりいうと『私の勝手で太りました、ごめんなさいね』というのがアダム・イヴ型です。
『消費エネルギー>摂取エネルギー』さえ守っていれば、確実にダイエットできるしリバウンドもしないタイプ。
実に理想的なんですが、人間ならではの怠惰な毎日が引き起こした肥満型ですよね(笑)
要するに、食べた分だけのエネルギーを消費していれば太りませんし、食べた以上に運動したらダイエットも成功する、ということですよね。
■ 番外編:食行動調節型
遺伝子タイプを4つ紹介しましたが、検査機関によっては『食行動調節型』というちょっと変わった結果を提示してくれたりします。
少し難しいのですが、結果はこんな感じで
■ 高カロリー嗜好遺伝子(rs9939609)
■ 過食傾向遺伝子(rs1558902)
とにかく高カロリーの食べ物が大好きで、人並み以上の食欲旺盛さが自慢なタイプ。
カラダに脂肪を溜め込む『白色脂肪細胞』が増加しやすい体質なので、食べたら食べた分だけしっかり太ってしまうのが特徴です。
このタイプ単独での検査結果ではなく、4つの遺伝子タイプに付属した形で判定されるものです。
食欲がありすぎてどうにも止められない人も、この遺伝子タイプを見せられれば食べる気が失せるかも?!
「リバウンド続きでもう崖っぷち!」という人の救世主にもなりそうな『肥満遺伝子検査』について解説しました。
色々なダイエット法を試しても効果が出ないのは、自分の体質とダイエット法がマッチしていないからというのはよくある話。
さらには「どんなにたべても太らないのよね〜」と慢心していたらドーンと太って痩せなくなってしまうのもありがちパターン。
自分の太った体型の原因を『遺伝子』という科学的な視点から見てみると、今後のダイエットライフだけでなく健康な毎日を過ごすきっかけにもなるでしょう。
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